17 Jul琴光喜に謝らねばならん。

過日の日記に,
「琴ミッキー、親泣かすな」
「嫁さん泣かすな」
「私ごときのライターまで泣かすな」
なんて書いたけど。
ごめんね、琴光喜。
あなたが一番、今、泣いているんだろうし。

もう話は古くなるけど。
(・・・って、これも怖いことです。「情報が次々に流されていってしまう」ってこと)
その後、大嶽親方の「あれは全部オレの身代わりで・・・」って鼻水垂らしながらの弁明があった。
琴光喜の処分が決まる理事会で、貴乃花が「情状酌量」を意見して、
なんだか「退職願」まで出したけど、
結果、琴光喜は「解雇」処分に。

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「大嶽親方が、あと1週間早く弁明していれば、処分は違ったかも」
って声も、現場ではあった模様。

なんで? 「遅かった」ってどういうこと?
たとえば、「自分はどうせクビになっちゃうだろうから、せめて琴光喜には一縷の望みを掛けて、出来うる限りかばってあげよう」
って大嶽親方が思ったとしたのだったら・・・100パーセント、彼の言葉を鵜呑みに出来ないかもしれない。

でもね。遅かろうが早かろうが「真実はひとつ」なわけでしょ。
大嶽親方だって、マスコミで弁明する前に、もちろん同じことを理事会には話していた。

でも。

「看板である大関だし」「一連の問題の発端になった」
「最初の調査で嘘をついたのが大きい」
ってことが大きな理由での解雇だという。
えー。そんなんで処分、決めちゃっていいの?
協会側の「即席委員会(=花子語)」の伊藤座長(・・・座長って、旅役者一座かよ)が、
最初の頃、

「琴光喜? 一番のクビだよ!」

なんて先走って言ってたのが、いまさらながらモヤモヤと頭をもたげる。
座長のキャラから言って、思わず出ちゃった言葉かもしれないけれど。
「最初に結論アリき」
「あの時、一番のクビって啖呵切っちゃったからこっちの引っ込みがつかない」
なんてんだったら、許せないわよ!
もしかしたら、「私たち一般人にアナウンスされていない事情を、協会側が把握していて、こういう厳しい処分になったのかしら」と考えるしかない。
でもさ、それなら、悪いけどひとりひとりの力士について「処分基準」「処分理由」を明らかにしてくれないと。
「なんで仲介してた床山が(退職願を出していたのに保留)謹慎で済んでるの?」
って疑問だし。

私は、この問題では「現場」にも出ていないし、いろいろ詳しい関係者に疑問をぶつけたりはしてるんだけど・・・
どうにも納得できない。

これじゃきっと、ファンの皆さんだって、もっともっと「???」ですよね。

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『週刊朝日』7月23日号で、作家の嵐山光三郎さんが、
「大相撲中継中止場所」との題名でコラムを書いてる。
氏は、相撲ファンで琴光喜ファンでもあるらしい。
文中、

「武蔵川理事長がいうウミとは琴光喜のことなのだろうか。相撲協会は、親方や力士を処分することで事態をのりきろうとしているが、真に相撲界を改革するのであれば・・・(中略)・・・琴光喜を見せしめとして解雇するのなら、名古屋場所を中止して、徹底的に暴力団排除を考えてくれ」

と書いている。
そして最後に、

「琴光喜はまだ34歳である。34歳で解雇された琴光喜の将来がどうなるか、そればかりが気になる」

と書かれていた。

    ホントですよ、嵐山先生。機会があったら飲みたいです。やりきれん。
    (こうしていつも花子は酒に走るのだった)。

     いつかきちっと、どこかの媒体を借りて総括したい。書きたいわ。