昨日、相撲協会で処分が決まった。
「阿武松部屋は取り潰しの危機を逃れたけど・・・実際に野球賭博問題に関与したとされてる時津風親方より、なんで処分が重いの?」って、率直な感想。
「2階級降格の、10年間据え置き」って・・・。(ちなみに時津風は1階級(下がもうないからか)=5年間)。
最初は「阿武松部屋から10人の力士が野球賭博をしていのが判明」ってことだった。
あくまでも伝え聞いたことだけれど、その10人ってのも、
真面目な親方が、処分に値しないような軽微なモノまで申告しちゃったからなんですって。
所属の床山さんが深く関わっていたし、それはもう本当に「監督不行き届き」には問われる。
その責任は、もちろんあると思うけど。
でもね。
本当に真面目な、「熱血」な親方でね。これは紛れもない事実。
床山さんが「親方にバレたら大変なことになるから」って焦ってた
(『週刊文春』の大嶽親方、激白記事を参照)というくだりでもわかる。
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元所属力士の「片山」。
あれこれ週刊誌やワイドショーで喋ってるけど・・・。
どうしようもないくらいの博打での借金を背負って、
親方にきっちり引導渡されて。
でも、親方はちゃんと断髪式もやってあげてさ・・・。
恩を徒で返しちゃいかんよ、片山君。
あの素晴らしくキレイな四股。
記憶に残ってたけど、もうあの勇姿も曇っちゃうよ。
「もったいない人生」になっちゃたね。今までの栄光が。ホント。
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私の推測でしかないが、やはりみんな罪の意識がなく、軽い気持ちでやってしまっていたのだろう。
それでも「片山の件があるから、親方にバレたら大変だ」と、余計に水面下に潜ってやってしまっていたのか?
「なぜ同じ屋根の下にいて、親方やおかみさんが気づかない?」
って意見もあろうが、6畳一間で暮らしてるわけじゃなし、
自由時間に携帯電話でチョコチョコやられたら、そりゃわからないよね・・・。
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おかみさんも、元プロゴルファーで爽やかで、オチャメな人でもあって。
失礼かもしれないが・・・華美なお洒落とかブランド物とかにまるっきり縁がない感じの女性。
「弟子のために」って毎日駆けずり回ってて、
「忙しくて愛犬の面倒が見られないから実家で飼ってもらうことにした」
なんて・・・。
オカネだって弟子のためだけ、ファン・後援者のために費やしてたのが、
千秋楽パーティなどにお邪魔しただけでも、
稽古見ただけでもわかったわ。(=客観的観測)
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私は今まで、いろんな部屋の親方・おかみさんを取材してきたけど、
その中でも、特に、
「阿武松さんは、本当にいい師匠夫妻だ。相撲界の良心だな・・・」
なんて思ってた。
いや。
「過去形」ではありません。
今でも「進行形」で、そう思ってます。
だからこそ、今回の重い処分より何より、「全力投球」だったぶん、
「弟子に裏切られた思い」で、
夫妻は本当に哀しみのどん底だろう・・・と察するのです。
阿武松親方、おかみさん。陰ながらメッチャ応援しています。
相撲ファンの皆さんも、「賭博まみれの部屋だったのか~。ガッカリしたな~」
なんて、報道を鵜呑みにして安易に思っちゃったりしないでね。
私にもし息子がいて、「力士になりたい」って言ったら、
「じゃあ、阿武松部屋に入りなさい(*他にももちろん、いい部屋ありますが)」
っていうくらいの、 本当にステキな部屋ですもの。
珍しく「ピンポイント」でエールを送ってみました・・・。
どうにも書かずにはいられなくて。
さ。これから「石田純一」の原稿だ・・・・・・・。書いてる場合かね?
どっこい。