08 Dec未来の横綱、見~っけ!

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本当にほったらかしですみません。
書きたいことは常々あれど、原稿に追われていて、
「ブログを書く暇があったら1時間でも早く原稿をください!」
と叱られかねない日々を送っておりました。

元気です、花子。…無駄に(笑)

12月7日は天皇杯「全日本相撲選手権大会」。
アマ横綱が決まる大会なのね。
(ちなみに東洋大の大道選手が栄冠に輝きましたよ)
今回は、取材で入らず、フツーに客席で観戦していた花子です。

小学生部門の試合も同時にあるんだけど、
弟のほうが、激戦区の九州ブロックを勝ち抜いて、
徳之島から一緒に上京して来た兄弟がいる。

おにいちゃんである「ゆう君」は、
今回は残念ながら大会に出場できず、弟の「大ちゃん」の応援に。
お母様が、「ゆう君はまわしをわざわざ持っていかなくてもいいのでは?
荷物になるし、重いしねぇ」と言ったそう。
そうしたら、ゆう君の言葉が素晴らしいよ。
「かあちゃん! 相撲やってる子どもが、まわしを持って行かなくてどうするんだよ!
稽古できないじゃないか!」
と言ったって。
うわ。いいなぁ。
「まわし締めたい! 稽古したいし、相撲部屋に泊まりたいよ~!」
と言い出した兄弟。
徳之島ゆかり、「島んちゅ」のいる高砂部屋に、急遽、お世話になることに。
物怖じせずに人なつっこく、のびのび育った自然児の兄弟だ。
本当に楽しい、いい経験だったみたいです。

大会当日。「大ちゃん」は、
4年生以下の部で3年生ながら健闘したものの、
3回戦で敗退。一応「ベスト8」ではあるのだが。

明るくて天然で、いつも笑顔しか見せない大ちゃんが、
応援席に戻って来て、しばらくは悔し涙を流していた。
母親の元に行くのではなく、やっぱりまずは、
監督なんだよね。
(当然なのだろうけど)。

監督の前に蹲踞して(しゃがんで)、監督の顔を見て泣くの。
監督から言葉が欲しいんだな。
その言葉をもらって、またぽろぽろと涙を流すのよ。
もちろん、「どこが悪かったかわかるか?」から始まり、
ダメ出しされたり褒められたり、そして最後は頭を撫でられて。
見てるこっちがもらい涙。
その後、お母さんのところに行って、
また泣く・・・やっぱりまだ3年生なのだね。

あたしは「悔し涙を流した記憶」がない。
剣道をちょっとやってたけど、負けても悔しくなかった。
涙が出なかったって、一生懸命に練習していなかったからだと
自分で悟って、剣道は辞めた。

今、オトナになって悔し涙を流すことが多いです。
(心の中でね)
嗚呼。
若いうちに、もっと泣いておけばよかったとも思うんだ。
こんなに純粋な涙は、もう流せない。
もう戻れない日々に、汚れちまった哀しみに、また涙。