明日、前乗りです。
4日から8日まで、
岩手県山田町、大槌町、大船渡市、陸前高田市。
宮城県気仙沼市、南三陸町、女川町、仙台市宮城野区、山本町。
福島県新地町。
10箇所回ります。
スケジュール表を見ると、長時間のバス移動の毎日で、
さすがの力士たちも大変、過酷だろうな、と思う。
花子も全行程、くっついて回ります。
取材というより、割烹着に三角巾で(・・・古い。知ってる?)
ちゃんこ炊き出しが似合うのだがね。
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被災地のあまりの悲惨さに、なるべくテレビも見ず新聞も読まずの花子であったが。
避けてたのよね、そんなんじゃいけないんだけど。
(本当に震災以来、テレビも新聞も雑誌も、震災関連はぜ~んぜん見てない)
今回、実際に被災地を目の当たりにして、
私のこの感受性では、かなり打ちのめされてしまうだろうな、と自認・・・自覚している。
子どもの頃からちっとも変わってないのに最近気づいたのだ。
何しろ、子どもの頃の花子は、喪服を着て歩いてる人を見掛けただけで、
「あ・・・。誰か死んじゃったんだ。可哀相に・・・。誰だろう?
幸せな最期だったのかなぁ。喪服着ている人も、みんな悲しいんだろうな・・・」
と想像してくすんくすんと自分が泣いてしまうような子だったから(笑)。
いやぁ。子どもの頃、本当に「生きづらかった」ものよ。
今は年取ったぶん感受性も「経年劣化」してるけど。
逆に、ちょっとしたことで涙もろくなってるからねぇ・・・。
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写真1枚目は、
過日、大学生有志たちが組織し・・・特に被災地出身の在京大学生たちが
原宿の小さなギャラリーで催したもの。
ひょんなことで知って、「是非行かなければ」と思ったのよね。
団体名は「リスタート東北プロジェクト」。 ↓
http://1st.geocities.jp/restart_tohoku_project/index.html
http://ameblo.jp/re-tohoku/
それぞれが地元に帰って、地元の同級生たちの協力も得て、
避難所にいる被災者の人たちに絵を描いてもらったり、
メッセージを書いてもらって展示。
ヘドロや瓦礫の屑なども展示してた。
被災者の方が描いた絵、「買う」のではなく、あくまでも気持ち、
義援金として自分の出せる範囲で寄付してもらう、って。
「家に飾って、いつも目にして震災のことを忘れないでください」
って主旨なんだって。
ホント、まず、学生たちが「分をわきまえて」「自分たちのできること」
を探して活動しているのに頭が下がった。
昔から同じ。
「イマドキの若い者は・・・」なんていうけれど、
いつの時代も捨てたもんじゃない若者はいるんですよ。
私を含め、何もしないオトナもいるってのにねぇ・・・。
で。
2枚、絵をもらってきた。
このハートの絵は、「4歳から70歳まで、みんなに描いてもらったハート」なんですって。
学生さんが説明してくれた。
「この真ん中へんのトンボの絵、70歳のおばあちゃんが描いたんですよ。
ハートを描いてと言ったのに、なぜかトンボで(笑)。でも、これはこれでいいですよね」
「うん、うん。すっごくいい」。
小学校の校庭に、昔からず~っとあるんだって。守り神のように。
たまたまこの小学校の卒業生だという男子学生が、そう説明してくれた。
8歳の男の子が描いた自衛隊員たちの絵もあった。
「大人になったらぼくも自衛隊のひとになりたい」
という言葉が添えられていて、もう涙ちょちょぎれ・・・
「長居すると泣いちゃいそうだから、おばちゃん帰ります~。
本当にあなたたち・・・素晴らしい企画だわよ、これ。・・・ありがとうね」
と逃げるように帰ってきた。
え? いくら寄付してきたかって?
もうね、こうなったらオトナは金よ、金(笑)。心意気よっ!
・・・絵。ちゃんと額に入れて飾ろうと思う。
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あるヒトに「死ぬなよ」と真剣・冗談交じり?で言われたわ。
私は「そんなことあるわけないよ~」と笑ったけど、
考えて見れば、可能性がないわけじゃないんだね。
でも大丈夫。力士・・・「ちからのもののふ」たちが行くんだもの。
四股には「地を鎮めて邪気を祓う」意味がある。
横綱が心を込めて土俵入りしてくれる。
花子も一緒に・・・ぺしぺし四股踏んでくるね。