写真は、昔、ある方にもらったもの。
力道山の家に、当時ルーキーだった長嶋や張本、そして大鵬の姿が。
(今、詳細を調べてないけど、確か昭和40年代前半?)
大鵬親方にこの写真を複写してあげたら、すごく懐かしがって喜んでくださった。
今まで、何度かインタビューさせていただく機会があった。
年に1度は、お会いしていたな。
一番最初は、「こんな若い姉ちゃんが取材に来やがって」って感じで一発かまされましたが、その後はとてもフランクに。
含蓄あるお話はもちろん、茶目っ気のある冗談ばかり。取材時間が毎回オーバーしちゃって。
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2年ほど前、入院先までインタビューに行った時のことが忘れられない。
当時、私のブログにも書いていたが。 (↓)
http://solotamo.sakura.ne.jp/dosu/?m=201105&paged=7
夕日の沈みゆく病室で、ベッドに横たわるかつての大横綱の横に座り、なんだか「父娘」のような会話・・・「空間」となった。
「あ、大鵬親方。テープ回してるままでしたわ。止めますね」
と。なんだか録音してはいけないような、「残してはいけない」そんな本音の会話だった。
「相撲道」という言葉の存在を教えられ、
その意味を考えさせてくださった存在。
本当に、いろいろと勉強させていただきました。
大好きでしたよ。大鵬親方。
花子なりに理解した「相撲道」を、これからも心に期してゆきます。
「相撲道」は、何も力士だけのものではない、と。
あの頃「若い姉ちゃん」と言われた花子は、今、やっとそう思える年齢にもなりました。
在りし頃の、この写真。「相撲道」を極める前の、若い力士時代。
大鵬親方にも、もちろん、こんな時代があったのですよね。
「納谷幸喜さんの72年間は、類稀な・・・さぞ長くて濃い、辛くとも幸せな『太い』人生だったのだろう」
とも思えるのです。
「この世に生まれ落ちてから、すでに相撲道を歩んでいた人」。
本当に、親方・・・・・・。ありがとうございました。さよなら。