02 Augドルジのバカ(愛を込めて)

なんだか「イワンのバカ」とかいう、ストレートな題名の童話があったわね。
どんな話だっけか?

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今回の「朝青龍事件」、読売新聞一面トップで、
正直「ここまでの大事件だったのか」と思い知らされた。
(案外、そのバリューについて内側の者は鈍感だったりする。あ。あたしだけか?)

今までの行状見れば、今回の処分は妥当だと思う。

私見だが。

朝青龍、たぶん引退するんじゃないかな。
このまま・・・少なくとも、近い将来=処分明けの初場所後の成績によっても。
おどおどしながら土俵に上がるドルジ君を見たくないなあ。

相撲ファンの皆さんはご存知だろうが、朝青龍は「気合」「気迫」「気力」で相撲を取るタイプ。
(たまに気持ちが切れると、ずるずる負けちゃったりするでしょ)
八百長報道直後の場所で初日から連敗したり。
(絶対に精神的な面で関係してた)

一見、豪胆な振る舞いをしているけれど、非常にセンシティブで「肝っ玉の小さい」子です。
(これは、近しい人の誰もが認めてるんだけどね)。
2場所土俵に上がれず、4ヶ月もの間、謹慎して、
「気持ちの糸」は絶対に切れる。
持続できない。
特に「チキン」なドルジ君は。

かつて。
若乃花(おにいちゃん)が言っていた。
おにいちゃんは横綱のときに、一度7勝8敗で負け越して、
引退届を出したんだけど。
理事長やら横審やらに「慰留」されちゃったんだよね。
本人は本当に引退したかったんだけど、
「もう辞めさせてくれよ~」などと言いながらも、
また土俵に上がることに(笑)。

後日、「とにかく一度途切れた気持ちの糸を再び張り直して取り戻すのに、本当に大変だった。苦しかったなあ」って。
結果的にその後、すぐ引退したんだけど。
(3場所後だったかな?)
でも、この「おにいちゃん」の場合は「精神力が宇宙人並」の強さだったから出来たのだな。

大関の栃東。
彼は本当~に図太い、それこそ「精神が豪胆」な子です。
彼が引退した直接の理由は「脳梗塞と聞いて気持ちが切れちゃった」と、そのまんま。
あの栃東でも、そうだったのだ。

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ドルジ君は、本当に相撲が好き。
寝てるときも夢の中で相撲を取っていて、思わず体が動いているんだとか。
自業自得とはいえ、ショックだろうなあ。

本人も、今は事の重大さにかなり動揺していると聞く。

  土俵の神様のお灸は、効きすぎるようですな。

 ちなみに「ときに花子の予想はまったく当たらない」ことも申し添えておきます(笑)。