15 Sep「オレ、相撲が見られないんだよ」と嘆く親方にちょっと・・・涙。

秋場所初日。
たまたまある若い親方と話した。名前を出していいものか・・・。
出さずにおこう。
「相撲界の日常・楽しさをファンの皆さんにわかってもらおうと、
以前、部屋のブログにあれこれ書いていたんだ。
なるべく楽しい、たわいないことをね。
でも、その頃、たまたま露鵬のカメラマン暴行事件があってね。
ブログ関係者は、なぜだかオレにブログに寄せられたコメントを見せないようにしようとしてたんだ。
でも、やっぱり反響が気になるから見せてもらったんだよ。
そしたら・・・糾弾するコメント、苦情ばかりでね。・・・凹んだよ。それからはもう、ブログ、閉鎖したんだ」

・・・と。
「まぁ、いろんな人がいるからね。特にネットは・・・」
としか言えなかった。

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そして親方は、

「花子さん・・・。オレ、今日はまだ相撲、見られないんだ。
なんだか、一連の(大麻問題はもちろん、協会トップの対応とかも?)問題があって、本当にショックなんだよ。『土俵に上がる力士が、いい相撲を取ってくれるのか? ファンは喜んでくれるのか?』と思ったら、もう土俵を見るのが怖いんだ・・・」

って言ってた。
花子、「まさかそこまでとは」と、ちょっと驚いた。
ただ、本当に相撲を愛してる親方だから。さもありなん。

「でもね、新理事長の協会挨拶だけは、花道で聞いてみた。ちょっと救われた・・・」

って。
なんだか、花子もなんて言っていいかわからなかったんだけど・・・

「もちろん同じ相撲協会の組織の一員だけど、親方がそこまで考え、凹む必要はないですよ。
親方は、本当に真面目で相撲を愛してるのはわかります。だからこそ凹んじゃうんだろうけど・・・。
ファンの前に出て、今だからこそ明るく『相撲を宜しくお願いします!』って言えばいいじゃないですか?」

と、ナマイキながら言ってみた。

「うん・・・。今日はまだ初日。明日から相撲をちゃんと見られるように、これからリハビリだなあ・・・」

だって。
本当に、相撲を一番も見ることなく控え室にこもってて、
結びの一番の前には国技館を後にしてしまった親方。

自分の生きてきた世界、これからも生きていかなければいけない世界に疑問を持つ。

  ・・・これって(しばらくは)「つらい」のかもな。
 
でも。こんなに真摯に「自分のこと」として丸ごと受け止めている親方がいることに、 ちょっとびっくり、
・・・いや。安心した花子です(涙)。

     S親方。リハビリ・・・うまくいくといいね。 きっと大丈夫ですよ。