08 Dec坊主だけでなく横綱も走る師走。

白鵬が報道陣に配ってくれた
モンゴルのお菓子。

今日は、夜に白鵬の対談のお仕事があり、朝、チラッとご挨拶&打ち合わせに行ってきた。チャリンコで3分。もちろんあたしゃノーメイク(笑)。

先場所後初の稽古ということで、報道陣が集結していた。
「まだ九州の疲れが取れないよ~」なんて言いつつ、
「暇だから一応来てみたんだ」なんて記者さんも。
・・・頭が下がるなぁ。
私なんて徒歩圏内にいくつも相撲部屋があるのに、
よっぽどじゃなければ朝稽古に顔を出さなくなってしまっている。
力士と顔合わせるのが嫌で相撲部屋の前を通るのを避ける始末だ(笑)。
・・・反省。私の尊敬する職種のひとつが「新聞記者」でもある。まじ。

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横綱も、先場所はいろいろと「今までになく」精神的にお疲れだろうに、
報道陣に囲まれてあれこれ取材対応。
19日に大阪で念願の「白鵬杯」=日蒙両国の子どもたちの相撲大会=を開催したり、
年末年始に向けてのテレビや雑誌取材、いろんなお招ばれがあってスケジュールが真っ黒らしい。

今日の夜の対談お仕事も、無理矢理頼み込んで粘り、
どうにかお時間を作ってもらった次第。
いつも「申し訳ないな」と思う。
プライベートな時間を犠牲にはしてるのだろうが、
せめて休息・睡眠を削ったりまでしないでほしいなと、と陰ながら願ってはいるんだが。

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私も一応、メディアの末端にいるわけで。
たとえばある編集部が、
「○○関のインタビューをしたい。ついては○月○日までに時間を欲しい」
「ゴールデンウィーク特大号 (とか新春特大号とか)の目玉企画なんですよ! 是が非とも出ていただきたく(うんぬん)」
という。私がアポ取り・交渉することが多い。

私がその関取だったとしたら、きっとこう思うだろうな。
(口にしないまでも)

「そんなこと言ったって、そっちが勝手に知らない間に企画して締め切り期限まで決めて・・・。目玉企画だなんだって、おれっちは関係ないよ~。勘弁してよ~」

って(笑)。
私は、直接的に「原稿料」として出版社からお金をもらって生活している。
でも、それは取材対象者=「頑張ってくれてるお相撲さん」がいるからなのである。
「なかなか素顔を届けられない力士と、ファンの間にいる『媒介者』として書いて行きたい」
なんつって殊勝なことを言ってはいても、
結局は「お相撲さんのふんどし借りて生きてる」わけなのである。
今までいくつの、何人のふんどしを借りっ放しでいることか(笑)。

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せめて。せめて・・・
「花子さんに書いてもらってよかった」と取材対象者に言われ、
「花子さんの記事を読んでよかった」と読者に言われ、
「嗚呼。花子、これ書けてよかった~」と、
三者三様に幸せになれるのが一番いいこと。

 ホント、なんだか今日は無理矢理時間を捻出してくれた横綱に、
 改めてすっごく感謝した私でありんす。
 
 もちろん、つまんなかっただろうに(?)
 長時間付き合ってくれた付け人クンにも感謝感謝。

  ・・・なんて長文日記書いてる間に原稿書け、と編集さんの声が聞える・・・

         とりあえず今日は寝ちゃえー。