30 Jul祝! 豪栄道大関昇進~オトコの背中~

20140730_104905男の背中

写真は、若い衆の騎馬で担がれた、豪栄道の背中。
昇進伝達式の口上は、大きな声でハキハキと、
「これからも大和魂を貫いて参ります」と。
久しぶりに耳にした「大和魂」という言葉。
(・・・に感動したヤマトナデシコであります)

長らくブログUPできず。
すみません。
書きたいことはいつもいろいろあるんだけど、ナンダカンダとオシゴトの事情もあり。
「ブログ書いてるなら早く原稿書け!」と言われちゃう昨今。
今日、久しぶりに書きます。

関係者の間では、そのオトコっぷりを称して、
現役時代から「男・両国」と呼ばれていた、(現)境川親方。
そして今でも「男・境川」と呼ばれている。
「男」に益々、磨きがかかってます(笑)。

まず特筆すべきことは、あれだけ関取を擁してるのに、
「十両昇進パーティ」とか「幕内」「三役昇進パーティ」は、
境川部屋って1度もしたことないの。
普通だったら、ここぞとばかりにするもんなんだけど。
男・境川は、
「そんなんで金儲けする気はない。日頃、応援してくださっている方から、
さらにお金集めて出席してもらうなんてとんでもない!」
との考えらしい(某Mの海談)。

そして。
今日の豪栄道の昇進伝達式。
親方の52歳の誕生日でもあった。
記者会見後、気を利かした後援会の方が、
「今日は親方の誕生日でもあります!」
と音頭を取り、サプライズで「ハッピーバースデイ♪」を、
その場のみんなで合唱。
ろうそくを立てたケーキも用意されていて、後援会の方が差しだそうとしたら・・・

「いらん! 今日は豪太郎の祝いじゃ! 引っ込めろ!」

と、男・境川は一喝。
(知らないヒトはビビるかもしれないが、みんな知ってるから 笑)
でもねぇ。
ハッピーバースデイをみんなが歌ってた時、
親方は汗を拭くふりをして隠すように、涙ぐんでいたのよ?
花子は見逃さなかったわ。
この、「ケーキはいらねぇ!」という一喝も、
照れ隠しのひとつだったりもするのだよな。
あとで絶対、後援会関係者の人に、
「ありがとな・・・悪かったなぁ。うれしかったよ・・・」
なんて言ってるはずよ。
そして「今日は豪栄道の晴れの日なのだから。豪栄道が主役なのだから」
という、この「大関となった弟子を立てる、尊重する気持ち」。

涙が出るよ。

境川の力士たちが、それぞれに親方を尊敬し、その「男気」を感じ取り、
付いていっているのが、いつも手に取るようにわかるのよね。
「男」だからこそ、「男」を感じ取る。言葉はなくともわかっている。
「境川軍団」については、いずれ感動物語を書くつもりなので、
今日はさわりだけ。
1冊書けそうなくらいよ。・・・「大和魂」込めて=プチ右翼花子。

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この写真、親方の顔が隠れてるけど、これでいいのだ。
そんな親方だからなぁ。
子ども(弟子)は、親の(親方の)背中を見て育つって、ホントだなぁ。
境川部屋の師弟を目の当たりにして、今日はしみじみ。
受け継がれていくものを、大切に見守っていたいな、と。

     男の世界だ。女のできることは、それしかないな。