10 Jan月の満ち欠け・潮の満ち干き。

 

写真は、初日。

国技館上の満月。見た目ではもっと大きかったのに、

写真に撮ると小さくなっちゃうな。こんなはずじゃないー。

でも、自分の目に見えたまんま・・・そのまま憶えていればいい。

心に、満月のカタチを。

 

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久しぶりに飲んだ。「彼」の同級生と3人で。
彼の昨今の「事情」あれこれを知ってはいたのだが、あえて触れなかった。
「男のプライド・面子というより、ひとりの人間として…もしかしたら傷付いているかも」

とも想像していたから。

はっきり言って、心配しながらも彼の心情を想像すると、
会いたくなかった花子。

でも、今日は、何も事情を知らない彼の同級生にたまたま誘われ、
酒席に同席したのである。

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「あ・・・元気ないな。いつもと違うな」
まず顔を見て、そう感じた。
そのうち、彼が堰を切ったように話を切り出してきた。
「オレ、今回の一件、本当にショックでね・・・(略」

驚いた。
彼の弱音を聞くのは・・・初めてかもしれない。
いや、思い起こせば2度目か。

嗚呼、きっと溜めていた心のうちを話したかったのか。

先に帰った彼の背中を、暖簾を上げてこっそり見送っていた。
次の店に、ひとりで行ったのかな・・・飲んじゃえー飲んじゃえー。

 ・・・親方はつらいよ、じゃなく。 男はつらいよ。

    そんな背中を見る「女もつらいよ」。

 

  長い人生においての「月の満ち欠け、潮の満ち干き」。誰にでもあるわな。

   とりあえず「地」に足をつけて踏ん張ればいいんだ。

     流されないよう、埋もれないよう。 

    自分の決めた「定点」でブレずに、ね。