29 Jan土俵の充実。

千秋楽の結びの一番は、近年稀に見る大熱戦でした。
ファンの方はもちろん、相撲関係者も大興奮!
ある呼び出しさんなんて、
「久々に相撲を見て感動しました・・・」
と目を潤ませていたくらい。

北の湖理事長が、相撲人気の回復について問われると、
一日千秋のごとく、同じ言葉を繰り返していたのを思い出します。

「それは、土俵の充実しかありません」。

わかるような、わからないような・・・
単純なこの言葉ですが、
実際に昨日の相撲を見て、
それに熱狂し、感動する方々を見て、

「なるほど。土俵の充実・・・こういうことなのね」

と、深くうなずきました。
「日本人横綱がいないと面白くない」
「東西横綱がモンゴル人なんて」
と言う意見もよく耳にしますが、昨日のふたりは国籍など関係なく、
本当にいい相撲を見せてくれ、われわれ「日本人」を感動させてくれたのです。

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この15日間、仕事上、たまたま朝青龍だけに注目していました。
入門当初から彼を知っているけれど、
こんなに必死なドルジを・・・精神、体ともにいっぱいいっぱいのドルジを、
初めて見た気がします。
彼には彼なりの想いがあり、ドラマもあったようです。

周辺取材でいろいろな人の話を耳にし、
「朝青龍という名の横綱=ドルジという名の自然児」
の知られざる姿を知り、ちょっと感慨深いものがありました。
まぁ、気性の荒っぽさは変わらないけれど(笑)。

  早くも、次の大阪場所が楽しみです♪ 
  嗚呼。この仕事しててよかったわ…(?)。