25 Aug「ごっちゃっしー!」(=ごっちゃんです)

蒲田に餃子を食べに行った。
仕事抜きでいつもみんな(イラストレーターとか落語家とかリーマンとかOLとかパンクロッカーとか整骨院の先生とか無職とか・・・多種多様な人種)で一緒に遊んでる、力士Kちゃんも一緒。
たまたま私が蒲田に住んでいた時に行った店なんだけどね。
(蒲田って「羽根つき餃子」発祥の地で、美味しい店がいろいろあるの)。

この店の中国人のママさんがKちゃんのファンになっちゃって、
顔を出すたびにいつもガンガン頼んでもいない料理をたくさん出してくれる・・・。
最初なんて「お金いらない」とまで言われて、「それじゃ困ります!」と、
無理矢理お金を払ってきたりしたんだよね。

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「相撲取りは、いつも『ごっちゃん』なんだろ? いいよな」
なんて思ってる人もいるかもしらんけど。
「ちゃんとした子」って違うんだよね。地位・番付に限らず。

私がKちゃんのことを好きなのは・・・「一緒にいて気持ちがいいよな」と思うのは、
こんなお店=たまたま知った、滅多に足を運べない店でも、
住所を調べて毎場所番付表を送ったり、ことあるごとにお土産を持っていったりするところ。
一見簡単なことのようで、これ、なかなかできないのよ。
しかも。
「嫌らしくない」。ここ大事。

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今回も合宿帰りのお土産をしっかり持参していた。
その渡し方が「粋」。
私なんて、「さっさとあげちゃえば?」「ほら、ママ帰っちゃうよ」と気が気じゃないんだけど。
きっとお土産を先に渡して、「ありがとう! お土産のお礼よ」と、
これまたサービスされちゃう・気を遣わせるのを気にするんだろうね。

「お勘定終ってから、帰る間際に渡しますからいいんです。ママさんが帰っちゃったら言付けるだけですから(きっぱり)」

だって。ぴゃー。 かっこいいー。

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「お土産を買ってくる」という気遣いプラス、その「渡し方(タイミング)」にまで気を配れる人間って、そうそういない。
そーゆー面では、本当に勉強になる。(年は私が一回り上だがな)。
私なんて「花子ねぇ~♪ 今日はお土産持ってきたの! 褒めて褒めて! 今すぐ喜んで!」って(子どもみたいに)思っちゃうタチだもの。

  しかし。

 サービスするほうも、されるほうもすべて「気持ち」。
 思いやる気持ちで成り立つ。
 「貸しだ」「借りだ」ってんじゃないのよね。

 「ごっちゃんです!」って、
「言われるほうも言うほうも気持ちよく」って・・・これ、いいですなぁ。