09 Feb今、私にできること。

たまたま見つけてしまった、ある「お母様」の日記。
こーゆーのが、一番、本当につらいんだよね。

(*ご本人の了承を得て一部割愛しつつ掲載させてもらいました)

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今回の一件で、本当に相撲界はおわっちゃうかもしれんね
当然、話し合ったさ
来年度1年間、ケガのブランク抱えて、根性据えてプロ目指そうって
必死で左足引きずりながらも、1ヶ月病室で上腕の筋トレ欠かさず
退院してからも、翌日から即クラブ復帰して、出来る限りのトレーニングして
前のレベルまでに戻ろうって必死の息子にこのニュースは 酷過ぎる
「お前・・・相撲界マジ終わってまうかもしれんぞ」
って言う私の言葉に「だからなに?」 って・・・
解ってないのが80%
20%は、今現在の相撲界がどうとかじゃない
息子にとって
今現在の相撲界の不祥事なんてどーでもいいんだ
息子は8年間の間に 根っからの相撲人間にそだってしまった

春夏秋冬まわし一本で真冬なんて、稽古姿はまるで ラオウ
ケンシロウちっさいからなw
真っ赤になった体から 汗と血と湯気がでて
小さい時なんて、キッツい稽古に泣きながら
それでも
僕には相撲しかないから!!!って
必死こいて 力士になるの夢見て頑張ってんのに
大人まじなにやってんの!?!?!?!?

親からしたら 守ってやりたいし
先が見えないそんな世界に 身ひとつで・・・・・投げるなんてできない!!!!!!!!!
できるわけないやん!!!!

それでも!!!!!!

息子は!!!!!!

毎日毎日、学校でも、うちでも!!!!
いつか、化粧まわしして、おかんに家こーたる!ゆーてっ
必死で必死で 角界めざしとんねん!!!!!
頼むから

夢の舞台つぶさんとってやってください

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せつない・・・。
このお母様に連絡取ったとき、すごくご丁寧な冷静な文章で、
「是非、花子さんがもっと書いてください。この日記は感情的になってしまい、
うまく書けなかったので・・・」との、もっと濃い「思い」の詰まったお返事が。

いやいや、お母様。
名文です。
これ以上のあれやこれやは必要ないくらい。

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私なんて、半分相撲界に片足・・・つま先だけ突っ込んでる人間。
訳知り顔は、できるほどではない。
でも「私もショックなのですよ」なんてのも、今更ね・・・

そんな私の気持ちなんざぁ、どうでもいい。

綺麗事のようだが、
まず、このニュースを聞いたときに、
「相撲ファンはどう思うのだろうか? 泣いてないだろうか?」 と思った。
mixiで「大相撲女子ファンクラブ」なるもののコミュ主もしている。
承認制なので、私あてに「入会希望」のメッセージが送られてくる。

その一言、一言をいつも噛みしめていた。
「最近ファンになったミーハーですが勉強させてください♪」
「祖父母の時代から大好きで」・・・
「○○関に握手していただいてから相撲が好きに・・・」
「介護ヘルパーですが、いつもおじいちゃんおばあちゃんがテレビ室に集まって
相撲を見ています。介添えして見てた私もつしかファンになっちゃった」
なんて、一所懸命綴ってくれている。
いつもいつも「新鮮」でした。

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なんだか、前回の日記のコメントに「仲良しぶりを書くんじゃなくて、こーゆー時こそ
何か書け」のようなご意見もらっちゃって。
ホント、そうなのよねぇ。

でもね。
想像してくださいよ、どれだけこの今の状態で、「忙しい」のかを(笑)。
もともとマメにこのブログも更新してないが、それ以上にもっと更新する暇ないわ(泣)。

・・・とは言いましても。
あれこれ「予定していた仕事がぶっ飛び」ましたので、
これからは暇。マズイくらいに暇。
文字通り「力士のふんどし」借りて仕事している私ですから、それはしょうがない。

が。
だからブログを頻繁に更新するかって、それは違う。今までどおり。
そして・・・申し訳ないが私の「オピニオン」は、きちんとした紙媒体で書きます。
まず、それが私のやるべきこと、第一義のオシゴトなので。

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で。
写真の説明。
私の実家は千葉県佐倉市。
あの伝説の最強大関「雷電為右衛門」が、引退後を過ごしたという土地。
実家近くに、この雷電の碑がある。
小学生の頃は、これがはずせない通学路だった。
今こそ住宅地だが、当時は鬱蒼とした木々に囲まれ、
真っ暗で静かで、なぜかいつもひんやりする空気の中に立っていて、
(回りは寂れた墓地)この前を通るのが怖くて怖くて・・・
いつもうつむいて通っていたので、正視したことがなかったくらい。

昨日はたまたま実家に帰っていたので、思い立ってお参りしてきた。
母親の墓参り用のバラを一輪抜いて、「ワンカップ大関」を買って。

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「身を清めてから行ってくる!」
なんて昼間から風呂に入っている私を、姪っ子たちが、
「花子おばちゃん、変なの~。面白い~」
なんて笑うけどね、相撲ファンの父は、
「花子、そうだ。いいことだ。せっかく近所で小学校の頃から見守ってくれていたんだぞ、
雷電は。これも何かの縁だ。行ってこい! ・・・ワンカップ大関代200円出してやる!」
ですって。
命日は2月11日。
手書きの看板が碑の脇にあった。
「雷電祭」を毎年やってるそう。3日後か・・・

私が角界を代表して謝るってのも変なんで、

「お騒がせしています。どうか見守っていてください」

とだけ言ってきた。

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   とりあえず、「今、私のできること」を探している。答えはひとつ・・・なのはわかってる。