02 Dec盛り上がった千秋楽の裏には。

ちゃんこ取材でお邪魔した玉ノ井部屋の廊下があまりにも広く、測ってみました。

ひさびさの優勝決定戦、盛り上がりましたねぇ。
記者さんたちも久しぶりに原稿に力が入ったって。
きっと来年の相撲界、おもしろくなりそうです。

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今年に入ってから、某誌の「ちゃんこ連載」で、
ちゃんこ番の若い力士たちを取材、話を聞く機会が多くありました。
(写真は、今年春に取材させてもらった玉ノ井部屋で。
花子の身長は164センチですが、廊下のハバがぴったり!
・・・遊んでる訳ではないのよ(笑)。
「この立派な廊下は何センチあるのか?」と、
身をもっての取材です(?)。)

昔からなぜか仲のいい、飲み友達の力士Kちゃん。
一回りも年下だけれど、共通の友人が多くて彼とはよく飲むのですが。
今回はいろいろちゃんこ取材にも協力してもらうことに。

Kちゃんは、いつのまにか部屋で一番古い「若い衆」になってしまってる。
あんまり頭はよくないし(笑 失敬)、いつも酒飲んでる姿しか見ないんだけど、
「相撲の現場」ではとにかく頼もしい存在・・・・・・今回、改めて気がついた。(Kちゃん、すまんな)

なんとなく見ていても。持ち前の社交性で、
「今度、うちの餅つきのもち米、どうにかなりませんかねぇ」
なんてさりげなく後援者と交渉してたり。
(Kちゃんの人柄に惚れてるヒトが多いので、みんな「まかしとけっ!」との即答)
ほかの部屋関係者からなんとなく耳に入った話にも、驚いたのである。
「場所(福岡国際センター)まで通うこの車、Kの知り合いから借りてるんですよ~」
「○○関の場所入りの運転手さんは、Kの知り合いがやってくれてるんです」

「Kに聞いてくれ」「それはKじゃないとわからん」「Kが・・・」「Kが・・・」
って「Kばっかり」(笑)。
そっか。
たぶん年齢からいっても、もう関取になるメはないけれど。
「付け人の横綱」「若い衆の横綱」なんだな、Kちゃんは。

関取や親方、部屋のために陰ながら頑張ってるKちゃんのような存在がいる。
だからこそ、横綱だって関取衆だって土俵に集中できて、
いい相撲が取れ、ひいては私たちファンもそれを楽しませていただいてるのだ。
「この論法でいうと、あの盛り上がった九州場所はKちゃんはじめ若い衆のお陰なのね!」
という、いささか強引な結論になってしまうのだが(笑)。

「よし。いつも割り勘だけど、今度はKにおごってやるか」と思った次第。
 
さて。
今月中に5軒ほど相撲部屋のちゃんこを取材することになってしまった「おちゃんこ」ライターのあたくし。

 いろんな若い衆とお話できるのを楽しみに12月はヒト踏ん張りっす。